不安な君とa.m.3:21

甘えればいい 解けてしまえばいい
何も考えずに 僅かばかり愚かになって
先を恐れて そんな風に泣くのなら a.m.3:21

いつか僕が裏切ると 不安で堪らないのなら
今だけを 刹那に愛してしまえばいい
だから そんな風に泣かないで a.m.3:21

君は強がりだから 我慢に我慢を重ねて爆発して
こんな時間になってから 電話をしてくる
そんな不器用さが いとおしくて a.m.3:21

終電はとっくの昔に出ている 片道1時間の僕らの距離
近い様で 遠い こんな時には なおさら遠くて
もういっそ一緒に住もうかとは まだ言えない a.m.3:21

明日の朝 今日の朝 また早いんだろう
僕は馬鹿みたいに 愛してる 愛してると
繰り返すだけしか出来ないけれど 
君が泣きやむまで ずっと a.m.3:21

もうすぐ 新聞配達のバイクが来るね
まだ夜が明けてもないのに鳴く お馬鹿なニワトリがいるよ
あれは練習かな それとも寝言かな と言ったら
君がクスリと笑った もう大丈夫だね

明日の朝 今日の朝
「行ってきます」の声だけ聞かせて 約束だよ
おやすみなさい 良い夢を

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monochrome / tomoakira