four degrees centigrade
君に出逢えたあの春の日に
僕の心は囚われたまま
君の顔さえおぼろげなのに
忘れられない君のこと
何をしたってわけじゃないけど
心の中に溢れる何か
独占欲はまるでないのに
君の隣に居場所を望み
あらゆる面で尊敬できる
君の思考がただ欲しい
「好き」と言うには程遠いのに
「好き」と言いたいこの気持ち
相談なんてとてもできずに
秘めた想いは量を増してく
熱を帯びないこの感情が
心の中にびっしり詰まる
僕の器は君で満たされ
溢れる気持ちはとめどない
冷水だけど氷じゃなくて
最も密なその温度
精一杯の僕の想いを
あえて君へと伝えてみよう
僕の内部の君へのベクトル
『摂氏四度の恋心』